サのバのゲ

皆さんサバゲーって知っていますか?
俺はいつも略して「ー」と呼んでいて、それについては話す友達もいないしそもそもなんて読むのかわからない状態です。

 

事の起こりは半年くらい前の飲み会で会社の先輩がサバゲーをしている話になって、じゃあ俺も行きたい連れてってくださいみたいな感じになり、そこからエアガンに数万出して普段は着もしない迷彩服やらに更に数万というのはどうだ、どうなんだ?と思いながら躊躇していたのをやっと一線越えてしまったということです。

 


そんでAmazonアメ横秋葉原なんかを駆使して装備を整え(これからちょっとでもやろうかなと思ってる人は大抵のフィールドで数千円で服もマスクも銃も借りれるのでそれを使ってください、俺はバカなのでそういうのはインストールされていない)やっと当日、それが今日です。

 

 


朝は6時ちょいに家を出て7:30に横浜駅の前のヨドバシ集合という事で、俺は細かい行き方やらなんやらの情報が一切入ってきていなかったのですが、先輩のサバゲー仲間みたいな人が車を出してくれる予定になっていたようでやってきました。
先輩達を先に乗せた車が来たのは8:00頃で、それは普通に遅れてるし俺はこの寒い中待ってたしでンンンンみたいになっていましたが無事出発。

 

今回は千葉のフィールドなので車内で話をしながら高速で行きます。
正直忘れないうちにサバゲーについて書きたいので細かい事は全部無しにします。

 

9:30頃に到着して車を降り、空いてるテーブルを確保したらそこで着替えます。ここら辺は着替えスペースとかあったりフィールドごとに違います。というか基本今から書くのは俺の行ったところの話なのでそこはそういうもの、別のところはまあ別だと思ってください。


10時になる前に受付に行き参加料を払ってエントリー、昼飯はどうするか等を話した後は自分の銃を持ってレンジに行きます。

もちろん電子レンジではなく俺はこんなクソつまらない事を言いたいわけではなくて、結構広い……そう、一蘭のカウンターの中にゴルフの打ちっ放しが広がってるのを想像してもらえばいいのですが……そこでスタッフに銃から出る弾の速度を計測してもらいます。


あまりに早いと危険で、というか規定の速度でも歯が欠けたり失明したりといったレベルの危険さはあるようなのでゴチャゴチャいじって速度を守るようにします。

俺はチンコしかいじった事がないので速度の調整は出来ないのですがまあ買ったばっかのものを箱から出していじってないので特に強化もされていなく大丈夫なようでした。

 

というか周りはオタクだらけでオタクは口を出したがる生き物なのでわからないことは聞きましょう。女の人なら何もしなくても教えてくれると思います。

俺は一緒に行った人が詳しい人たちで優しく教えてくれたのでゲームに慣れればそれで良いみたいな状態にもっていけました。


着替えて受付も終わり、計測も終わった証のシールを貼ってもらったらルール説明が始まります。
イマイチどこで喋ってるかわからないし、みんなはルール聞かずに雑談してるので俺はとりあえず声の方を向いとこうと思って数分後に声はスピーカーが後ろにあるだけで普通に前でスタッフが話してる事がわかりました。俺はなぜ1人だけスタッフに背を向けて話を聞いていたんだ?

 

そんなこんなで良い感じになってきたらいよいよゲームが始まります。
受付で配られたマーカー、腕に巻くバンドですね。赤と黄があり配られた色で1日のチームが決まります。同じチームになりたい友達とは一緒に受付しましょう。

荷物置き場はセーフティと呼ばれ誤射防止のために銃をセーフにして更にマガジンを挿してはいけないルールになっているのですが、フィールドに入るとそう、俺たちは兵になれるのです。

本当ならここに装備の画像を貼りたいのですがアップロードがうまくいかずキレたので×です。

 

チームごとにフィールドの端に分けられたらスタッフが説明してゲーム開始になります。
初回のルールはFPSやる人にはわかりやすい、チームデスマッチです。
やられたらヒット!って叫んで手を挙げて自陣に戻り、スタッフの近くに寄るとカウント1となり復活、終了時にカウントの少ないチームが勝つルールです。
いざ始まるとこれがなかなか凄くて、みんなガチになります。
完全に伏せたり、頭だけ出して確認してたり、腕と銃だけ出して数発ウィポポって撃ってすぐ引いたり、この先何人◯◯と◯◯にいます!!って叫んだり、なんなら指示まで……それって慣れてないしょうもなシャイボーイには難しい事で、でもそんな事言ってたらつまんないので俺も声を出すようにしたりレッドドットサイト覗いてそうかshift押してもズームじゃねえのか(これはゲーム脳なのでマジで思った)ってなったり……
でもまあ案の定よくわからないままに撃たれて帰るを繰り返し、15分ほどして初戦が終了。

そこからは次の試合までまたテーブルで弾をこめたり装備を変えたりします。

 

俺はそもそも上下が迷彩服にポーチたくさんついたチェストリグってベストみたいなやつやら肘と膝のパッドまでつけてたけどまあ基本的にはいらないです。
チェストリグには替えのマガジンやらバッテリーを入れてたんですけど、結局携帯と小銭入れだけポケットに入れて置けば後は余程のことが無ければ使わない感じだとわかったのでパッドも全部外します。

 

結局動きやすさと安全を考えるとヘルメットにバラクラバかスカーフ、あとはフルフェイスのマスクで頭を守ったら長袖長ズボンに手袋とかそんな感じで良かったです。次に活かしましょう。

 

そこから数戦やって、結局ルールとしてはさっきのチームデスマッチ以外には死んだら終わりで相手の陣地の笛を鳴らしたら勝てるフラッグ戦、人数少ないけどフルオートで撃てるし守りのテロリストとセミオート(単発)オンリーで攻めるカウンターテロリストに分かれての試合、ポリタンクを自陣に運んで守るタンク戦などがあり、各15分くらいで15試合くらいは出来ました。もちろん疲れたりで参加したくなかったらパスもできます。

 

最初は当ててもヒット!って声が聞こえ辛くて当たってるのかなんなのかわかんないし弾が跳弾して当たってもアウトなんだけど衣擦れとか金具の音なのか弾が当たってるのかわからなかったり……そんなこんなはありつつも、テロリスト役をやる事になりました。

 

上着だけ別の迷彩に変えていたんですがたまたまそのACUという迷彩がコンクリートにマッチして一目ではわからなくなっており、ズボンは草木って感じの迷彩だしヘルメットもうまくコンクリートに混じる感じで、それに目をつけた先輩から俺らは森林に隠れるからお前はこのルートをコンクリートブロックから射線を通して潰せ、という指示を受けていました。
迷彩は隠れられると本当にわからなくて、日本の山にはやはり自衛隊の装備がマッチして先輩今どこにいるんだってくらいになったりもします。


自陣のゴール前の役目、緊張していると最後の最後に敵が突進してきました。
えっえっあっみたいに撃ったらウィポポ!!って音がして、目の前の人がヒット!って叫ぶ。
多分初キルで、ノルマ達成の嬉しさが込み上げてきました。多分というのは俺は目も乱視だしちょっと耳も聞き取りづらいので倒したのかなんなのかわからないので多分これが初めてではないだろうかという事です。

 

その後は昼食で出てきたカレーを食べたり、すぐにまた試合があるので出たりしました。
フィールドにウエスタンなバーの入口の開閉する板みたいな場所があって、俺はそこの近くに隠れてたまに顔を出していてたまたま敵が走り抜けたので撃ったのですが気付かなかったのかヒットになりませんでした。まだ走っていたので??みたいになってフルオートにしてウィポポポポって撃ったらすげーたくさん当たってめちゃ腕痛そうにしてて悪かったなーって感じにすいませんとか言ったけどめちゃ笑えました。人って撃ってもいいものなんですね。

 

そんなこんなで夕方の16時頃に終了。
先輩と10人くらいで写真撮ってもらって帰ることになります。


帰りは渋滞で、俺は割と背が高いので正直窮屈で、首やらが降りる頃にはグチャグチャになって溶けていました。
伊勢佐木モールでラーメンを食べたのですが伊勢佐木はかなり治安が悪く、ヤクザの車だったりも停まってるのですが、歩いている時に交差点でいきなり車が近くに止まり窓が開きます。
ん?って見てると女の人が駆け寄って……麻薬売買を……。


もう振り返らないようにして去り、その後もやけに陽気なおっちゃんがタバコを口に加えて「火!貸してくれんか!」とか叫んでたりとキレイなのにかなりヤバイ町でした。

 

ラーメンは普通に美味しくてその後は車で横浜駅まで送ってもらいお別れ。

 

帰りに電車に乗っている時にヘルメットがバッグから吊り下がっていてボウズのガキが「あの人サバゲーの帰りじゃない?」とか言っているのは聞こえました。

 

 

 

総評としてサバゲーを1日遊べて昼飯もついて3000円ちょい、車があれば装備もレンタルしても1万円とかで遊べて運動にもなるし、サバゲー自体は慣れないうちは意味わからんってなるかもしれないけど緊張感があっていつの間にか時間過ぎてたりする非日常さも良かったです。


ただ孤立しているボーイも数人見受けられたし、自分の過去のサバゲー体験をドヤ顔で喋ること事しか知らないような狂った人間もいて、お前の事なんかそんな別に知らねえよとしか言えないのでコミュニケーション能力の高い人間以外は知り合いと仲良く行くのがいいのではないかと思います。

コミュニケーション能力の高い人間はコミュニケーションが得意なので友達をサバゲーに連れてきましょう。コミュニケーション能力のない人間は家で近所の窓を撃ってその家の人を驚かせるしかできないと思います。お前は終わりだ。